400年以上の歴史を持つ伝統織物“紙布”。
丈夫で軽く通気性が良いことから、昔は夏の衣料として使われていました。
辻商店が50年以上取り扱ってきた金銀糸を使い、新たに白と黒の2色の紙糸を開発しました。
この紙糸を使って織物にしたものが紙布になります。
京都の伝統産業“西陣織”で使われてきた金銀糸。
そのもとになるのが金銀糸原紙です。原料は主にマニラ麻、ミツマタ、パルプなどの天然素材を100%使用しています。
金銀糸原紙で作られる金銀糸は品質が良く、今も着物や帯に使われています。黒い原紙は紙の原料を黒く着色して漉き、喪服などの黒い帯に使用されています。
金銀糸原紙を縦に細く裁断し、撚糸機で撚って糸にします。
通常、紙糸は1mm以下に断裁して糸にしますが、弊社か紙の持つ風合いを感じられるように、4mmと12mm巾に断裁し、太めの糸に仕上げています。金銀糸原紙からできている紙糸は他の紙糸と比較して縦方向の強度があります。
紙糸を使った織物が「紙布(しふ)」です。丈夫で軽く通気性が良いことから、昔は夏の衣料として使われていました。
織り方には「手織り」「機械織り」の2種類があります。手織りでは、経糸も緯糸も全て辻徳の紙の糸を使用。機械織は「絹紙布」といって、経糸に絹糸、緯糸に辻徳の紙糸を使用し、西陣に伝わる技術を使い織り上げていきます。
二代目辻徳治郎が辻商店を設立
四条堀川に店舗兼住宅竣工、主に金銀糸原紙を扱う
株式会社辻商店に変更
懐紙部門 辻徳開設
京都文化ベンチャーコンペティションにおいて京都経済界賞・アントレ賞・京都商工会議所賞・日本経済新聞社賞を受賞
京都産業技術研究所の協力でより強い糸にする為のテストを行い、手織りと機械織りの織物 紙布 を完成
京都市産業技術研究所による「目の輝き」企業に認定される
創業以来90年間営業を続けてきた下京区四条堀川から右京区岡崎へ移転
二代目辻徳治郎が辻商店を設立
四条堀川に店舗兼住宅竣工、主に金銀糸原紙を扱う
株式会社辻商店に変更
懐紙部門 辻徳開設
京都文化ベンチャーコンペティションにおいて京都経済界賞・アントレ賞・京都商工会議所賞・日本経済新聞社賞を受賞
京都市芸術大学染織科の協力により、金銀糸厚紙を紙糸にして織物にする試みを開始
京都産業技術研究所の協力でより強い糸にする為のテストを行い、手織りと機械織りの織物 紙布 を完成
京都市産業技術研究所による「目の輝き」企業に認定される
創業以来90年間営業を続けてきた下京区四条堀川から右京区岡崎へ移転